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雑誌
今日がいちばんいい日
筆頭著者 テクノ アサヤマ (著)
南山堂
電子版ISBN 978-4-525-98606-3
電子版発売日 2025年7月1日
ページ数 431
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-525-50581-3
印刷版発行年月 2025年7月
書籍・雑誌概要
緩和ケアと僻地医療を経た後,総合診療に従事しながら哲学の研究を行っている著者が,生きることと死ぬことを見つめながら綴ったエッセイ.緩和ケアとは何か,病とともに生きるとはどういうことか,倫理的であるにはどうすればよいのか.死んだことのない私は,死にゆく人のとなりで何ができるのか.「じぶん」と「じぶん以外の人」の間には何があって,何がないのか?答えのない問いを抱えながら,前に進むための一冊です.
※本書は,2018年より日経メディカルOnlineにて連載中の「今日がいちばんいい日」を再構成および改題し,加筆修正を行ったものです.
目次
生きるための緩和ケア病棟
1.緩和ケア編
どうにもならない坂道に咲く花
今週も木曜日が来る
命はまるで虹のように
棺桶に入るまでにやりたいことリスト(前編)
棺桶に入るまでにやりたいことリスト(後編)
夜明けの緩和ケア医
メロにしか聞こえない
傘は開いて中腰で、待・つ・の。(前編)
傘は開いて中腰で、待・つ・の。(後編)
一行のカルテの向こうに
寄り添いは思い上がり
ひとりきりの私たちの間に、夜空
線香と花と空想科学読本と
打ち上げ花火を対岸から見てみたら
なぜ医師は地下鉄でサリンを撒いたのか?もしくは、緩和ケアは誰を救うか?
2.地域医療編
敬語の「敬」
たまたまが重なる場所
Too young to die
星降る当直の夜に
投げたまま消えて返らないボール
十五の夜を、今
Sunshine, on San Salvador
知らないままで仏
手を合わせて、交信中
九十歳、スキップして
ミノタウロスの迷路から
十万キロを来た愛車と、あと二十万キロ
続いていく線路のポイントの上で
ウイルスの波間を駆け抜ける
マスクをして、その先へ
三日目を待つ処方
煙草屋のおばさんは禁煙を勧めたい
ときに牙をむく怪物との共存
物体になった日のこと
高速道路のネズミ
3.哲学編
今夜ヴァンパイアになって
私は死んだことがない
あたらしい日常
正義は袋小路で味わう苦さ
まあまあ、だんだん、どんどん を分け合う
本当に、あげたかったものは
[Gmail]訃報
私を医者にするもの、あなたから引き離すもの、我々を繋ぐもの
少し読んでたくさん考えるための読書ガイド
ずっと、ここで待っていた ――あとがき
・本書のエピソードは、事実に基づき、内容を再構成しています。
・登場人物はすべて仮名です。