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自律神経失調症を知ろう
筆頭著者 渡辺 正樹 (著)
渡辺クリニック院長
南山堂
電子版ISBN 978-4-525-98189-1
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 112
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-525-24501-6
印刷版発行年月 2016年4月
書籍・雑誌概要
耳鳴り,動悸,息切れ,めまい,冷え,肩こり,便秘など,つらいけれどもそれを体質と決めつけて良いのか.その不定愁訴の原因を知り,予防とケアに役立てられる.自律神経失調症の本当の怖さがわかる.①自律神経失調症の特徴,原因②世代別にみられる特徴③類似疾患や合併症状④早期発見,早期対応のポイント,についてイラストを多用して解説.
目次
第1章 自律神経失調症はなぜ起きる
1.自律神経失調症とは
2.脳は疲れやすい
3.ストレスが脳の疲労を生む
4.脳の疲労はまず「不安」として現れる
5.自律神経は脳と内臓を結ぶ電線
6.自律神経失調症があるとストレスが内臓に伝わる
7.ストレスが,脳からじわじわ内臓に漏れていく
8.自律神経失調症は「心の病気」ではない
9.副交感神経機能の低下は危険
10.副交感神経が活動のエネルギーをつくる
11.内臓の動きから自律神経の強さを調べる
◆偉人診察室① 手塚治虫の胃癌
第2章 青少年期にみられる自律神経失調症 ─学校や会社に行けない理由─
1.“怠け者”の真実
2.起立性調節障害
3.ケアは,温かく厳しく!
4.仕事に行けない頭痛
◆偉人診察室② 樋口一葉の片頭痛
第3章 働き盛りの自律神経失調症 ─休職しなければいけない場合─
1.自律神経失調症が過労死を招く場合
2.自殺死は心のストレス死,過労死は体のストレス死
3.過重労働が自律神経失調症を生む
4.過重労働での労働制限は自律神経機能を指標に!
5.怠け者なのか,働けないのか?
6.ストレスに耐える器には個人差がある
7.癌による死と過労死の関係
◆偉人診察室③ 大平正芳の心筋梗塞
第4章 中高年の自律神経失調症とその管理 ─自律神経を管理して長寿を得る─
1.中高年の内臓疾患には自律神経が大きく関わる
2.自律神経失調症と活性酸素
3.自律神経失調症とリンパ球
4.自律神経失調症で体内に癌が育つ
5.自律神経失調症があると血管障害が起こりやすい
6.自律神経失調症とメタボリック症候群
7.自律神経失調症は認知症にも関連する
8.自律神経失調症で血圧が不安定になる
◆偉人診察室④ 田中角栄の脳梗塞
第5章 気をつけなければいけない自律神経失調症と似た症状の疾患
1.更年期障害
2.不眠症
3.うつ
4.パニック障害
5.胃潰瘍
◆偉人診察室⑤ 夏目漱石の胃潰瘍
第6章 自律神経失調症の対応策
1.自律神経失調症への対応3ステップ
2.自律神経失調症は現代人の生活習慣病
3.現代風の生活を改める
4.ずぼら,わがままに生活する
5.「もくもく」と作業を続ける
6.プラス思考すること
7.「ワクワク」すること
8.自然食品を食べること
9.スローライフに戻る
10.我慢しないで吐き出す
11.無理にでも休む
12.休息を恐がらない
◆偉人診察室⑥ カントのアルツハイマー病