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統合失調症のみかた,治療のすすめかた

統合失調症のみかた,治療のすすめかた
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筆頭著者 松﨑 朝樹 (著)

中外医学社

電子版ISBN

電子版発売日 2018年1月1日

ページ数 260

判型 A5

印刷版ISBN 978-4-498-12996-2

印刷版発行年月 2017年6月

DOI https://doi.org/10.18886/9784498129962

書籍・雑誌概要

治療によって回復する疾患であるにもかかわらず,適切な「みかた」や「治療のすすめかた」が未だ広く理解されていない統合失調症の診療について解説する書.

目次

I 統合失調症のみかた
 1 診断
  ・症状
  ・期間
  ・除外診断
 2 妄想
  ・妄想気分
  ・抑うつ状態に親和性のある妄想
  ・躁状態に親和性のある妄想
  ・高齢者に親和性のある妄想
  ・その他
  ・妄想への対応
 3 幻覚
  ・幻聴の確認
  ・幻聴に対する問題意識
 4 連合弛緩
  ・まとまらない発言
  ・まとまらない行動,または緊張病性の行動
 5 陰性症状
  ・陽性症状と陰性症状の2分類
  ・陰性症状
 6 亜型分類
 7 緊張病
 8 統合失調感情障害
 9 精神病症状を引き起こす様々な病態
  ・気分障害
  ・身体醜形障害
  ・ナルコレプシー
  ・薬物の乱用
  ・抗NMDA受容体脳炎
  ・てんかん精神病
  ・CNSループス/ループス精神病
  ・ステロイド精神病
  ・認知症
  ・神経性やせ症
  ・パーキンソン病
 10 ARMS
 11 仮説
  ・神経発達障害・神経変性仮説
  ・ドパミン仮説
  ・セロトニン仮説
  ・グルタミン酸仮説
  ・脆弱性-ストレスモデル
  ・サリエンス仮説
 12 頻度や予後
  ・頻度
  ・発症リスクを高める要因
  ・遺伝
  ・母胎の状態
  ・トキソプラズマ感染
  ・男女差
  ・経過
  ・予後

II 統合失調症の治療のすすめかた
 1 急性期の治療
  ・注射/点滴
  ・急性期に用いる抗精神病薬以外の薬物
 2 薬を継続すべきか
  ・急性期に用いられていた抗精神病薬以外の薬物
 3 多剤大量療法を避けよ
 4 その薬は脳まで届くのか
 5 薬ごとの特徴
  ・SDA
  ・MARTA
  ・SDAでもMARTAでもない非定型抗精神病薬
  ・定型抗精神病薬
 6 その症状を数値化するには
  ・PANSS
  ・PANSS-EC
  ・BPRS
  ・CRDPSS
  ・DIEPSS
 7 錐体外路症状
  ・アカシジア
  ・ジストニア
  ・ジスキネジア
  ・パーキンソニズム(パーキンソン症候群)
  ・治療
 8 身体的問題
  ・静脈血栓塞栓症
  ・高プロラクチン血症
 9 死亡リスク
  ・自殺のリスク
  ・心臓のリスク
 10 自殺リスク
 11 持効性注射剤
  ・なぜLAIを用いるのか?
  ・LAIで死亡リスクは増えるのか?
  ・LAIならではの薬効
  ・再発予防
  ・負担軽減
 12 LAIの提案方法
  ・通院間隔
  ・リスク
  ・費用
  ・注射部位
  ・注射の量
  ・初回発症の患者
  ・紹介されてきた患者
  ・つぶやき
  ・時間と回数
  ・新しい生活習慣
  ・1回お試し
  ・服薬状況や再発を振り返って
  ・入院患者
  ・患者を大人として扱う
 13 電気けいれん療法
 14 病識とアドヒアランス
  ・病名告知
  ・病識
  ・薬物治療の「乱れ」
  ・薬物治療の「拒否」
  ・処方内容の問題
 15 非告知投薬
 16 心理教育,SSTなど
  ・心理教育
  ・家族療法
  ・認知行動療法CBTp
  ・社会技能訓練 SST
  ・デイケア,作業所

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