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統合失調症
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≪講座 精神疾患の臨床 2≫

筆頭著者 笠井 清登 (編集)

東京大学大学院医学系研究科精神医学分野教授

中山書店

電子版ISBN

電子版発売日 2020年11月30日

ページ数 344

判型 B5

印刷版ISBN 978-4-521-74822-1

印刷版発行年月 2020年7月

DOI https://doi.org/10.18889/9784521748221

書籍・雑誌概要

統合失調症の病因・病態,治療,支援などについて,現在までの到達点(わかっていること),解明すべき点(わかっていないこと),課題などの最新情報を盛り込み,最新の国際疾病分類ICD-11に準拠して,解説.精神科医のスペシャリストはもちろん,当事者,当事者を取り囲む支援者たちが,明日からの診療や研究,支援をよりよいものにしていくことを目指して執筆している.

目次

本書で用いるICD-11の日本語病名・用語および診断ガイドラインの和訳について (神庭重信,針間博彦)
はじめに
 統合失調症の理解・支援に関する現状と課題―本書を読み進めるための見取り図 (笠井清登)
1章 当事者・家族に学ぶ統合失調症の理解と支援
 支援の原点 (島本禎子)
 統合失調症になってもだいじょうぶな社会を願って (岡田久実子)
 ピアサポート (佐々木理恵)
 家族の視点 (糸川昌成)
 当事者・家族が望む診療姿勢 (夏苅郁子)
2章 専門職に学ぶ統合失調症の理解と支援
 統合失調症の基礎知識Update (澤井大和,金原明子,福田正人)
 診断の歴史 (三嶋 亮,村井俊哉)
 認知・行動特徴 (住吉チカ)
 陰性症状再考 (兼子幸一)
 早期精神症概念 (高橋 努,鈴木道雄)
 統合失調症の早期段階の診療 (根本隆洋,水野雅文)
 海外の診療ガイドライン (森田健太郎)
 リカバリー支援のためのガイドライン (宇野晃人,熊倉陽介,福田正人)
 統合失調症の薬物治療 (久住一郎)
 認知行動療法 (松本和紀,濱家由美子)
 生活臨床から主体価値支援へ (池淵恵美)
 家族療法と家族支援 (市橋香代)
 身体的健康 (近藤伸介)
 病態解明に向けて (柳下 祥)
 22q11.2欠失症候群-3障害の併存を統合的に理解し支援する (田宗秀隆,熊倉陽介,笠井清登)
3章 ライフステージに沿った統合失調症の理解と支援
 統合失調症の経過―発症率・再発率・回復率・就労率を中心に (渡邉博幸)
 学校精神保健 (金田 渉)
 AYA世代の支援 (多田真理子)
 女性当事者の支援-恋愛・結婚・子育てを通しての主体価値の成長 (池淵恵美)
 就労支援 (管 心)
 高齢発症のサイコーシス症候群 (古茶大樹)
4章 共に創る統合失調症の理解と支援に向けた対話
 治療の課題と当事者要望を取り入れた研究の方向性 (大森哲郎)
 パーソナルリカバリー概念 (金原明子)
 精神保健サービスにおける患者・市民参画(patient and public involvement:PPI) (熊倉陽介)
 当事者研究 (熊谷晋一郎)
 アンチスティグマ (山口創生)
 リカバリーカレッジ (宮本有紀,佐々木理恵)
 地域移行 (田尾有樹子)
5章 Topics-変革に向けて
 トラウマインフォームドケア (亀岡智美)
 EPAガイダンスペーパー (森田健太郎)
 ブレインバンク (國井泰人)
 新規治療法開発 (新井 誠,宮下光弘)
 精神科病院と私-アウトリーチや障がい者スポーツ,組織づくりを通しての雑文 (井上秀之)