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ナラティブホームの物語
終末期医療をささえる地域包括ケアのしかけ
筆頭著者 佐藤 伸彦 (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-62098-7
電子版発売日 2016年7月18日
ページ数 272
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-02098-5
印刷版発行年月 2015年3月
書籍・雑誌概要
超高齢・多死社会を迎えたこの国で、人が安心して死ねる住まいをめざしたチームが富山県砺波市にある。家庭のような病院をめざした医師と、患者固有の物語に添ったケアを追求する看護師と介護福祉士たち。2010年開設以来、全国から熱い注目を集めるナラティブホームはどのように誕生し、日々運営されているのか。さらにその診療、看取り、エンゼルメイク、葬儀、アルバム作りまで、医療者の実践の詳細を1冊にまとめた。
目次
プロローグ
第I部 家庭のような病院を
第一章 科学と小説のあいだで
第二章 看護師と介護福祉士とともに
第三章 患者を関係性の中で捉える
第四章 死生観――医療として文化として
第五章 ものがたりへ ナラティブへ
第六章 ナラティブアルバム誕生
第七章 声なき声を聴く
第八章 ナラティブホームへの想い
第九章 カルテからナラティブシートへ
第一〇章 死と向き合う
第一一章 医療者と葬礼
第II部 ナラティブホームの風景
第一章 人が安心して死ねる住まい
第二章 ハードの課題 ソフトの問題
第三章 ナラティブホームの経営基盤
第四章 地域の理解を得る
第五章 はじまりの日
第六章 ナラティブホームの風景
第七章 ナラティブホームの人びと
「さ・と・う・た・の・む」
ものがたり1・彼と過ごしたナラティブホームのはじまり
「じゃあ、返杯だ」
ものがたり2・じいちゃんの横行結腸がんとリンゴの木
「わしに言いたいことはないか、聞いてくれ」
ものがたり3・口から食べるために胃ろうを使った彼
「そのために、ものがたり診療所はあります」
ものがたり4・彼女たちのラスト・コンサート
エピローグ
初出一覧
著者紹介
綴込付録 家庭でおこなう医療的なてあて