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筆頭著者 村上 靖彦 (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-61861-8
電子版発売日 2016年6月20日
ページ数 416
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-01861-6
印刷版発行年月 2013年8月
書籍・雑誌概要
とるにたらない日常を、看護師はなぜ目に焼き付けようとするのか――看護という「人間の可能性の限界」を拡張する営みに吸い寄せられた気鋭の現象学者は、共感あふれるインタビューと冷徹な分析によって、不思議な時間構造に満ちたその姿をあぶり出した。巻末には圧倒的なインタビュー論「ノイズを読む、見えない流れに乗る」を付す。パトリシア・ベナーとはまた別の形で、看護行為の言語化に資する驚愕の1冊。
目次
はじめに-語りの驚き
Fさんの語り
第1章 得体のしれないものとしての看護師 母親みたいな看護師みたいな
第2章 摘便とお花見 訪問看護とケアの彼方
Dさんの語り
第3章 透析室で「見える」もの 規範の空間論
第4章 干渉から交渉へ シンプルな訪問看護
Cさんの語り
第5章 抗がん剤の存在論 がん看護における告知と治療
第6章 シグナル 死について語りたい
Gさんの語り
第7章 時間というものはもともと決まっていて 小児がん看護における無力さの力
第8章 ドライさん 子どもの死に立ち会う技法
結論
追体験と立ち会い 四つの語りのまとめ
付章
インタビューを使った現象学の方法 ノイズを読む、見えない流れに乗る
注
文献
あとがき