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薬の現象学
存在・認識・情動・生活をめぐる薬学との接点
筆頭著者 青島 周一 (著)
医療法人社団徳仁会中野病院薬剤師
その他の著者等 野家 啓一
丸善出版
電子版ISBN
電子版発売日 2023年1月30日
ページ数 208
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-621-30690-1
印刷版発行年月 2022年1月
書籍・雑誌概要
薬剤師として,気鋭のEBM研究者として,専門を超えて薬に関する啓蒙活動を行う社会教育者として,蓄積してきた「薬と人間の生活」「薬とその効果」をめぐる科学哲学.エビデンスに基づく科学的合理性を踏まえ,服薬に関する非科学的・非合理的な側面を言語化し,「薬を飲む」「薬が効く」とはどういうことなのか根源的な問いについて思索する
目次
1部 存 在――夜空には何が「ある」のか
1章 薬に効果が「ある」といったときの「ある」について
2章 薬剤効果の感覚質
3章 統計世界と生活世界
2部 認 識――解釈に対する眼差し、あるいは正当性の論理
4章 情報が表しているもの
5章 メディアとバイアスとスピン
6章 トンデモ医療と正統医療の線引き問題
3部 情 動――臨床をめぐる中動態
7章 薬を飲まない・飲めない問題
8章 生活の中の依存と医療
9章 ポリファーマシーを問題にすることの問題
4部 生 活――医療と暮らしのはざまで
10章 日常と非日常をめぐる変化の中で
11章 淡い西陽が差し込む午後の病棟で
最終章 「健康」に対する概念的諸連関の展開
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