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自分を支える心の技法
対人関係を変える9つのレッスン
筆頭著者 名越 康文 (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-61628-7
電子版発売日 2016年6月20日
ページ数 202
判型 四六
印刷版ISBN 978-4-260-01628-5
印刷版発行年月 2012年6月
書籍・雑誌概要
仕事や友人・家族関係のなかで生じるストレスの多くは、突き詰めれば“対人関係”に行き着く。気鋭の精神科医・名越康文が病院勤務時の経験とその後の研鑽のなかで培ってきた、対人関係・セルフコントロールに役立つ心理的技法をコンパクトにまとめた1冊。医療看護などの対人援助職はもちろん、「人と人とが交わる現場」で生きるすべての人に贈る9つのレッスン。
目次
オリエンテーション 対人関係のカギは「自分の心」にある
レッスン1 心を見つめる
心のコントロールがカギ
〈エクササイズ〉心を見つめる
誰も「心とは何か」を知らない
心は一瞬で変わる
心の速度は光の十七倍ある
水面に映った月
暴れ馬である心をどう制御するか
レッスン2 「怒りの起源」を知る
赤ちゃんはなぜ「泣く」のか、親はなぜ「謝る」のか
コミュニケーションの最初の間違い
親は赤ちゃんに謝りつづける-もうひとつの間違い
不幸な生い立ちを認める
怒りと愛情欲求
レッスン3 なぜ「怒っている人」に弱いのか
突然怒り狂うゴモラ
怒りに甘い日本文化
僕らは怒っている人に弱い
自分の中にある解離性を認識しておく
もっと「怒り」に厳しくなろう
レッスン4 怒りは百害あって一利なし
怒りは百害あって一利なし
怒りはパフォーマンスを下げる
リアリストは必ず引きこもる
「偶然」と「陰謀」
必然性は「網の目的世界観」の中で立ち上がる
まずは「怒りを消す」ことから
レッスン5 怒りに気づく
仏教に学ぶ「怒り」の分析
欲にはかぎりがない
「世の中わかった気になる」のは無知であるということ
小さな怒りに注目する
「不安」とは何か
〈エクササイズ〉「不安」を見つめる
「見下し」「傲慢」「自己卑下」
朝の自動思考が生む「暗さ」
レッスン6 「明るさ」は自分でつくる
怒りを観察する-一日百回は怒っている
「心の基準点」をつくる
〈エクササイズ〉心の基準点をつくる
リセットのためのエクササイズ
〈エクササイズ〉木に抱きつく
〈エクササイズ〉深呼吸
〈エクササイズ〉念仏を唱える
「朝の過ごし方」が一日を決める
〈エクササイズ〉シャワーを使う
百回のうち一回でも怒りを消せれば、運気が変わる
心には毎日が効く
心を明るくするのは「一瞬」でもいい
心の明るさは自分でつくる
レッスン7 対人関係をストレスにしない
怒らせる人は苦しんでいる
「便利さの追求」としての他者からの撤退
私だけの神様
俯瞰で見る
グループから“頭ひとつ”出しておく
無理してお付き合いしない
嫌いな人のために祈る
〈エクササイズ〉苦手な人のポートレートを思い浮かべる
〈エクササイズ〉嫌いな人のために祈る
学びの触媒としての他者
相談はあっさり、淡々と
レッスン8 日常のための暝想法
本当の知恵を得る方法
暝想の基本
世界選手権の決勝戦に臨むような気持ちで座る
暝想も毎日が効く
暝想の落とし穴
現実世界に足場を置き続ける
揺り戻し
身体と他者を碇とする
レッスン9 プラスアルファの学びとしての性格分類
同じ感受性を共有しているという思い込み
デメリットを越えるメリット
自分たちの主観性の強さに気づく
入門に最適の「類人猿分類」
名越式性格分類
性格分類と怒り
プラスアルファの学びとして
あとがき