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看護教育学研究 第2版
発見・創造・証明の過程
筆頭著者 舟島 なをみ (著)
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-61132-9
電子版発売日 2016年6月20日
ページ数 344
判型 B5
印刷版ISBN 978-4-260-01132-7
印刷版発行年月 2010年11月
書籍・雑誌概要
看護教育学に関わる研究に取り組むすべての研究者に必要な知識、技術、姿勢を解説。第2版では、先行研究分析や内容分析など、看護学教育研究に必要となる方法論の記述が充実。また、これまで蓄積されてきた研究が、看護教育学の体系全体の中でどのように位置づくかが整理されている。
目次
第1部 看護教育学研究の体系
第1章 看護教育学の定義と理念
I.看護教育学の定義
II.看護教育学の理念
III.看護教育学の定義・理念と看護教育学研究
第2章 看護学教育研究の動向と看護教育学研究の課題
I.看護学教育研究数の増加と看護職養成教育制度の整備
1.看護学教育研究数・研究者の所属に関する結果とその解釈
2.看護職養成教育の大学化に向けた看護教育学の取り組み
II.多数の類似した研究と看護学生理解のために必要な知識の産出
III.研究における倫理的問題と看護学教員の倫理的行動に関する研究
1.看護学教育研究における倫理的問題
2.看護学教員の倫理的行動の重要性とその研究
3.看護学教員の倫理的行動と指針
第3章 看護教育学研究の体系
I.基盤研究
1.基盤研究として看護現象を解明する必要性
2.基盤研究の実際例
II.応用研究
1.基盤研究発展型応用研究
2.社会要請対応型応用研究
3.研究課題確定型応用研究
III.統合研究
1.意義と特徴
2.統合研究により開発された知識体系
3.看護における性の異なる少数者の経験
─男子看護学生と男性看護師の経験の統合
4.看護学実習における学生の行動と経験の関連
─行動概念と経験概念のメタ統合を通して
第4章 看護教育学研究に必要な倫理的配慮
I.看護教育学研究における人権擁護の指針
1.危険から自由である権利とその権利の擁護
2.プライバシーと尊厳の権利とその権利の擁護
3.匿名の権利とその擁護
II.対象者擁護に必要な手続きと留意点
1.説明と同意(インフォームドコンセント)
2.看護教育学研究における対象者擁護に必要な手続き
III.看護教育学に関わる研究における倫理的問題
1.対象者の同意に関する問題
2.対象者の匿名性に関する問題
3.研究対象者の負担に関わる問題
4.データ提供の強制に関わる問題
第5章 看護教育学の研究者が貢献できること
第2部 看護教育学研究のための方法論
第6章 看護教育学における先行研究分析─方法論と研究の実際
I.看護教育学における先行研究分析の意義と特徴
1.看護教育学における先行研究分析の必要性
2.先行研究分析の意義と特徴
3.文献検討と先行研究分析の類似点・相違点
II.先行研究分析の展開
1.研究課題の焦点化
2.分析対象とする研究の検索と収集
3.収集した研究のデータ化
4.分析方法
III.先行研究分析の実際
1.新人看護師の教育体制としてのプリセプターシップに関する先行研究分析
2.看護学実習における学生経験を解明するために用いられた
面接方法に関する先行研究分析
第7章 看護教育学における理論開発に必要な研究方法論
I.看護概念創出法─方法論と研究の実際
1.看護概念創出法が立脚するパラダイム
2.看護概念創出法の目的と機能
3.看護概念創出法における研究対象者の人権擁護とその方法
4.看護概念創出法における信用性(Trustworthiness)の確保
5.看護概念創出法の展開
6.看護概念創出法を適用した研究の実際
II.看護教育学における内容分析─方法論と研究の実際
1.内容分析の歴史と特徴
2.看護教育学研究と内容分析
3.Berelson, B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析
4.Berelson, B.の方法論を参考にした看護教育学における内容分析の実際
III.看護教育学における測定用具開発─方法論と研究の実際
1.測定用具開発の理念
2.測定用具の開発過程
3.開発された測定用具の特徴
4.看護教育学における測定用具開発の実際
IV.看護における理論検証─方法論と研究の実際
1.看護教育学と理論検証
2.看護における理論検証概論
3.看護における理論検証各論
索引