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≪神経心理学コレクション≫
視覚性認知の神経心理学
筆頭著者 鈴木 匡子 (著)
その他の著者等 山鳥 重/彦坂 興秀/河村 満/田邉 敬貴
医学書院
電子版ISBN 978-4-260-60829-9
電子版発売日 2016年6月6日
ページ数 184
判型 A5
印刷版ISBN 978-4-260-00829-7
印刷版発行年月 2010年5月
書籍・雑誌概要
ヒトの高次視覚機能とその障害に関して、臨床例を呈示しながら分かりやすく紹介。高次視覚機能に関わる神経基盤の基礎、形態認知および視空間認知のメカニズムとその障害、さらには意識と視覚認知の関係にまで鋭く迫る。また、視覚認知障害が二次的に様々な行為に与える影響や、視覚認知の陽性症状にも触れている。視覚性認知の最先端が1冊にまとまった好著。
目次
第1章 対象の視覚認知
A.対象認知の基本的な性質
B.形態認知の障害
C.色認知の障害
第2章 視空間認知と行為
A.要素的空間認知の障害
B.構成障害
C.空間性失書
D.時計の読み,時計の描画の障害(アナログ時計とデジタル時計)
E.視覚運動性失調(Visuomotor Ataxia)
F.着衣失行
G.自己身体定位障害
H.地誌的失見当
I.道具使用の障害
J.計算の障害
K.空間関係の言語的理解
第3章 視覚性注意とその障害
A.視覚性注意
B.視覚性注意の神経基盤
第4章 視覚認知と意識
A.欠損の無認知
B.視覚処理と意識の解離
第5章 視覚認知の陽性症状
A.変形視(metamorphopsia)
B.視覚性保続
C.幻視
D.皮質電気刺激による視覚性体験
第6章 高次視覚機能に関わる神経基盤
A.視覚路のしくみ
B.一次視覚野と高次視覚野
C.形態認知に関わる神経システム
D.色認知に関わる神経システム
E.視空間認知に関わる神経システム
F.視空間認知から行為への神経システム
G.動きの認知に関わる神経システム
H.神経基盤を知るための研究方法
第7章 高次視覚機能を知るための検査方法
A.要素的視覚機能
B.形態認知
C.色覚認知
D.視空間認知
E.動きの認知(運動視)
F.視覚性注意
参考文献
索引