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フリーワード 詳細検索 by 医中誌
好塩基球は末梢血白血球中にわずか0.5%ほどしか存在しない希少な免疫細胞である.好塩基球の発見は140年以上前にPaul Ehrlichによりなされたものの,最近になるまで機能的意義についてはよくわかっていなかった.好塩基球は,高親和性IgE受容体の発現やIgE受容体の架橋に伴うヒスタミンの分泌など組織常在型のマスト細胞と多数の共通点を持つ.
皮膚に存在する樹状細胞をはじめとする抗原提示細胞は,外来異物を捕捉し,T細胞が認識可能な抗原として提示することで,自然免疫から獲得免疫への橋渡しを担う.近年,シングルセル遺伝子発現解析(scRNA-seq)などの科学技術の飛躍的な発展により,樹状細胞の分化経路や表面分子の発現プロファイルに基づく分類は精緻なものとなり,新たなサブセットも同定された.
Natural killer(NK)細胞は,1975年に仙道富士郎博士(元・山形大学学長)や米国のロナルド・ハーバマン博士(当時,ピッツバーグがん研究所教授)により,単独でがん細胞やウイルス感染細胞などを初期段階で攻撃する細胞として発見され,"natural killer"="生まれながらの殺し屋" と命名された.
自然リンパ球(innate lymphoid cells;ILC)は,自然免疫系に属するリンパ球系細胞の集団である.免疫系はその機能により,大きく自然免疫と獲得免疫に分類され,獲得免疫系のリンパ球としてはT細胞およびB細胞が存在する.
T細胞は獲得免疫の中心的な役割を担い,感染細胞や異常細胞を特異的に認識し,排除する機能を持つ.抗原に遭遇するとT細胞は活性化され,クローン増殖を経てエフェクター細胞やメモリー細胞へと分化し,効果的な免疫応答をひき起こす.
末梢非リンパ組織に分布するmemory T細胞の大部分は,長らく,再循環性のeffector memory T細胞であると考えられてきたが,ヒト・マウスの皮膚組織の検討,マウスにおける皮膚や腸組織の移植実験などを通して,memory T細胞が長期間にわたり再循環せず組織内に保持されることが示され,末梢組織に分布するT細胞,特にCD8 T細胞の大多数が組織常駐性を有するresident memory T細胞(TRM)であると考えられるようになった1).
制御性T細胞(regulatory T cells;Treg)は,抑制性の免疫細胞であり,自己免疫疾患,アレルギー疾患,炎症性疾患などの発症を抑える役割を担う.Tregは皮膚に集積し,皮膚の免疫恒常性の維持に寄与する.皮膚は,化学物質,機械的損傷といった外的ストレス,ならびに多様な微生物の侵入リスクに常に晒されており,生体を防御する物理的バリアとして機能する.
ヒトの皮膚の色は,メラノサイトによるメラニンの合成および分泌によって主に決定される.メラノサイトは表皮の最下層(基底層)に位置し,メラニンを隣接するケラチノサイトに移行させることで皮膚に色をつける.このプロセスは,内因性の遺伝子プログラムや,紫外線(UV)や他の細胞からのシグナル因子のような外因性要因の双方により複雑に調整される1)2).
CD4+T細胞は,ヘルパーT細胞として,Th1,Th2,Th17,制御性T細胞(Treg),濾胞性ヘルパーT細胞(Tfh)など産生されるサイトカインやマスター転写因子の体系化によって分類され,産生されるサイトカインを介して多様な免疫応答にかかわっているが,標的細胞に対する直接的な細胞傷害活性機能を有する免疫細胞はCD8+T細胞やNK細胞のような細胞傷害性リンパ球が中心であることが一般的に知られている1).
2019年末から新型コロナウイルスの流行が起こり,加齢が重症化リスクの一つであることが広く知られるようになっている.その後,基礎免疫学の叡智を結集しmRNAワクチンの迅速な開発,導入に至るが,高齢者と若年者ではワクチンによる免疫反応も異なることも認識されるようになった.
がん間質で増生するがん関連線維芽細胞(cancer-associated fibroblast;CAF)は,免疫細胞,血管などとともに腫瘍微小環境の重要な構成因子であり,ほとんどの浸潤がんで観察される細胞である.私たちはCAFの多様性とその意義について,主に膵がん,肺がん,大腸がんなどのヒト病理検体とマウスモデルを用いて解析を進めてきた.
以前に用いられていた全身性エリテマトーデス(SLE)の分類基準である1997 ACR改訂基準や2012 SLICC SLE分類基準では,抗核抗体については「陽性」としか記載されていなかったが,2019 EULAR/ACR SLE分類基準では,抗核抗体がHep-2細胞を用いた蛍光抗体法で80倍以上(あるいはそれと同等の検査法)がエントリー基準となった1)〜3).
頭部結節症例,基底細胞癌,グラム陰性桿菌に関する全3問を掲載.