訪問看護と介護 25巻10号 (2020年10月)

特集 学び直しの排便ケア—うん、これで完璧! 腸役に立つ!

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排便ケアは、訪問看護において日常的に行われるケアのひとつです。

しかし、「日常的」であるがために、ルーティン化しがちなところでもあります。

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気持ちよくうんこしていますか?

 皆さんは、気持ちよくうんこを出せていますか? これまで私たちはうんこを「出すこと」に一生懸命で、「気持ちよく出すこと」はこれまで重要視してこなかったのではないか、と感じています。

 私たちが生きていく上で「排便」は切っても切り離せぬものです。栄養素を体内に取り込んではエネルギーに転換し、老廃物を排泄する。私たちは、生まれてから最期の日まで「食べる」「出す」を繰り返しています。

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事例

Aさん・90代・女性。子宮脱術後、直腸脱術後、便秘症、溢流性尿失禁、認知症、難聴。

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事例

Mさん・80代・女性。胆囊がん、大腿骨骨幹部骨折術後、認知症(X-1年11月時点で、HDS-R 12点)

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事例

Nさん・男性・60代。C6頸椎損傷、後縦靱帯骨化症、四肢不全麻痺、神経因性膀胱。

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名古屋を中心に12の「みんなのかかりつけ訪問看護ステーション」などを運営する株式会社デザインケア。全国各地から集まったスタッフ、総勢約120名が在籍する組織です。「日本の隅々まで最高のケアを届ける」というビジョンの実現を目指し、愛知県以外にも、2019年には東京都中央区に東京事業所を、2020年には岐阜県各務原市に鵜沼事業所を開設しました。今後も日本全国へと積極的な拠点展開を推進していきたいと言います。

1号店開設から6年、代表取締役である藤野泰平さんが考える訪問看護ステーションの経営方針と「これから」を聞きました。

連載 家でのこと・第10回

昔から、知っているから 高橋 恵子
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もうやんなっちゃうわよ、あの子

男の子なのにまた人形の服縫ってんのよ!?

連載 物語で紡いでいく在宅ケア いえラボからの活動便り・4

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 ココシリワーカーの会は、皆さんの昼休みに自由に来てもらっています。仕事に役立つ情報交換が会の主たる目的ですが、昼食後の休憩を質の高いものに、という目的もあります。

 今回は後者を目的とした回。家具メーカーさんが開発したアロマオイルの体験会を開きました。スギ、ヒノキ、ヒメコマツ、トドマツ、クス。書き出しているだけで森林浴をしている気分になります。枝葉と木部で異なるオイルが生成されるようで、皆さん、必死に香りを嗅ぎ分けます。

連載 在宅ケア もっとやさしく、もっと自由に!・133

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 「本当なら、今頃は東京オリンピック・パラリンピックの最中だったのに」というつぶやきを耳にしました。こんな猛暑の中で開催したらどうなってしまうのだろうと私なんかは思ってしまうのですが、1964年の東京大会を熱中して観た世代—今の「高齢者」—の方々の中には、新型コロナ感染拡大防止の観点から延期が決定したときに「がっかりした」という人も少なくないのだろうと想像します。

 訪問先でも、「東京オリンピックのときは○歳で、知り合いが聖火ランナーに選ばれて沿道で応援した」「マラソンで“はだしの王者・アベベ”が優勝したのを、電気屋さんのテレビで見た」といった話が出ることがあります。当時の情景と自分の齢を重ね、遠くを見るようにして語る言葉を聞くと、オリンピック開催の功罪はさまざまでしょうけれど、「オリンピックは、待つ人を元気にする力が確かにあるのだ」と感じないではいられません。

連載 地域連携の技術 ファシリテーション・スキル・第10回

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 皆さん、身体と心の調子はいかがでしょう? 私がこの原稿を書いているのは8月某日、今日は新型コロナウイルス感染者宿泊療養施設で働いています。私の仕事は宿泊療養をしている皆さんから電話で症状を聞き取り、急変者がいないかどうかのチェックを行うことです。

 ここでもファシリテーション・スキルはすごく有効です。穏やかな口調で対応し、不安に共感し、表出されていない感情に対しても目を向けて対話すると、電話だけでも比較的容易に信頼関係をつくることができます(電話だけで心を開いてもらうスキルについては、次回触れますね)。

連載 「みんなの認知症見立て塾」出張講義 認知症「見立て」の知「対応」の技・第7回

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 認知症と判断するためには、改善可能な認知機能障害の可能性を除外しなければなりません。前回に引き続き、改善可能な認知機能障害について解説していきます。今回は、うつ病とてんかんについて、認知症との区別、その改善の方法を扱います。

レポート こちら現場からお届けします!・第8回

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保健室をリニューアルするや新型コロナ騒動

 私は、病院勤務後、都内や医療過疎地での訪問看護を経て、2014年2月に株式会社みゅうちゅあるナースステーションたんぽぽを開設しました。訪問看護を通して、たくさんの利用者さんやご家族さんに出会ってきました。自分の思いが叶えられて地域で過ごされている方もいれば、そもそも希望を見失っている方、医療や介護ら専門職の言うことがすべて正しいと思い込み、意思表示や主張ができないまま自分の暮らし方を託してしまわざるを得ない方など、さまざまです。

 誰もが自分らしく暮らせるまちをつくるには何が必要なのだろう? とかく専門職は専門職だけでコトを解決しようとしがちですが、まちにはたくさんの人がいて、たくさんの知恵があります。その地域の力を活用するためには、私たちはもっと地域を知り、地域になじみ、地域の皆さんの身近な存在になること、そして、地域のみんなで、なんでもざっくばらんに対話ができ、考えることができる場が必要だと考えていました。

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目次

今月の5冊

Information 学会・研究会情報

バックナンバー・年間購読のご案内

FAX購読申込書

次号予告・編集後記 小池 , 米沢
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今回の特集を通し、排便について初めてきちんと考えた気がします。過去の排泄をめぐるエピソードが今の排泄行動に結びついており、ときに根深い問題となっていることもあるという話。ここに深い納得感があります。私自身、今回の原稿に触発されて思い起こした記憶があって、よくよく考えれば、あの出来事が今の排泄行動に影響しているのかもしれない……というものがありました。ただ、こうした記憶ってなかなか1人ではたどれませんよね。過去のエピソードと今の行動習慣の結びつきに自覚的である人はおそらく少なく、問われることでようやく出てくる類のものです。だからこそ、関心を寄せ続けることの大切さを、榊原さんは強調するのかなと思いました。……小池

私事で恐縮ですが、上の子が「こくご」を学び始めたばかりということもあってか、毎日ダジャレばかり言っています。「猿は去る」「トイレいっといれ〜」など(新発見のように言うけど、息子よそれは古典だ……)。クイズにも凝っていて、母に「国(くに)についてのクイズを出せ」と要望を出したところ、3歳の妹が「大きなクリの木の下で〜♪あたまーとわたーし♪」と歌い出し、「クリ?あたま?あなただし!」と、韻を踏んだ(ただの聞き間違いだと思われる)部分への的確なツッコミが。さて、特集サブタイトルのダジャレにお気づきの方はどのくらいいらっしゃったでしょう。……米沢

基本情報

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訪問看護と介護
25巻10号 (2020年10月)
電子版ISSN:1882-143X 印刷版ISSN:1341-7045 医学書院

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