連載 “日常使い”の在宅の医学・第11回
尿道カテーテル—閉塞・感染に注意
安池 純士
1
,
佐々木 淳
1
1医療法人社団悠翔会
pp.244-247
発行日 2025年5月15日
Published Date 2025/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.134170450300030244
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
高齢化の進む日本では医療の場が病院から家庭へと広がり、在宅医療が地域医療の中心的な存在となりつつあります。在宅療養を選択する患者さんの多くは、住み慣れた環境で、家族や介護職の支えを受けながら生活することを希望していますが、前回扱ったストーマ(人工肛門・ウロストミー)と同様、「尿道カテーテル」も、その管理には心理的なプレッシャーを伴います。
尿道カテーテルは、膀胱から尿を排出するための医療デバイスで、大きく分けて以下の2つがあります。日常の管理だけでなく、「尿が出ないときの応急対応は?」といった疑問が生じることも多いでしょう。

Copyright © 2025, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.