Japanese
English
特集 急性期リハビリテーション医療最前線
第2章 疾患別の最新の急性期リハビリテーション治療
呼吸器リハビリテーション
Pulmonary Rehabilitation
佐々木 信幸
1
Nobuyuki Sasaki
1
1聖マリアンナ医科大学リハビリテーション医学講座
キーワード:
呼吸器リハビリテーション料
,
FITT
,
遠隔リハビリテーション
,
急性期
Keyword:
呼吸器リハビリテーション料
,
FITT
,
遠隔リハビリテーション
,
急性期
pp.727-732
発行日 2026年6月25日
Published Date 2026/6/25
DOI https://doi.org/10.32118/cr035070727
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- 参考文献 Reference
内容のポイント Q&A
Q1 呼吸器リハビリテーション料の対象疾患と診療報酬上のトピックは?
呼吸器リハビリテーション料は,施設基準を満たす医療機関で算定される.対象は呼吸器疾患のみならず,大腸がんや膵がん等の周術期にも拡大された.これは術前介入による合併症予防のエビデンスが蓄積された結果である.
Q2 呼吸器リハビリテーション診療の開始時期,内容とリスク管理は?
呼吸器リハビリテーションは早期開始が活動予後に重要であり,COPD急性増悪後や周術期,重症例では安全性に配慮した導入が求められる.治療は呼吸仕事量の最小化を目的に,運動療法と呼吸指導を行う.実施にあたっては,事前評価,FITTに基づく負荷設定,継続的モニタリングを通じたリスク管理が不可欠である.
Q3 呼吸器リハビリテーション診療における最新の治療連携と技術は?
呼吸器リハビリテーション診療では,確実な導入,継続可能な提供形態,個別化が重要である.多職種連携のもと,急性期から外来・在宅へ切れ目なく介入を継続する体制が求められる.遠隔リハビリテーションやアプリ,ウェアラブル端末の活用により,効果と費用対効果を保ちつつ,安全性と継続性の向上が期待される.
Q4 急性期における呼吸器リハビリテーション治療の最新の効果と課題は?
急性期の呼吸器リハビリテーションは,早期離床を中心に廃用やICU-AWを予防し,活動回復を図ることが目的である.その効果は示されている一方で,脆弱性の高い集団における適応判断,治療量の最適化,急性期から在宅までの連携の構築が重要な課題である.

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