特集 運動・スポーツ×内科—内科医に求められるスポーツ医学とは
基礎疾患をもつ運動愛好家からの声
生活習慣病(高血圧,脂質異常症,慢性腎臓病,COPDなど)の改善にどんな運動をしたら良いですか?
松田 諭
1
1ファミリークリニックさっぽろ山鼻
キーワード:
運動処方
,
FITT
,
運動制限
,
生活習慣病
Keyword:
運動処方
,
FITT
,
運動制限
,
生活習慣病
pp.1119-1123
発行日 2020年6月10日
Published Date 2020/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402227041
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Point
◎健康づくりのための運動について運動の内容を決定することを「運動処方」と呼び,頻度(frequency),強度(intensity),時間(time),種類(type)の形で作成する.
◎運動を開始する一部の患者では運動負荷テストが推奨されるが,多くの場合必要ではない.
◎高血圧や脂質異常症等の患者では,一般的に有酸素運動は,週に150分の中強度の運動,もしくは週に75分の高強度の運動が推奨される.
◎慢性腎臓病患者では近年,運動制限にエビデンスはなく運動制限をしないことが一般的となっている.
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