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特集 生活習慣病とポリジェニックスコア――ゲノムが拓く個別化医療の未来
ヘルスケア産業と遺伝情報
-――ゲノム研究成果の社会実装の現在と将来展望
Healthcare and genetics
――Current implementation and future perspectives of genomic research
成松 宏人
1,2,3
Hiroto NARIMATSU
1,2,3
1神奈川県立がんセンター臨床研究所がん予防・情報学部
2同遺伝診療科
3神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科
キーワード:
ポリジェニックスコア(PGS)
,
行動変容
,
コホート研究
,
健康介入
,
社会実装
Keyword:
ポリジェニックスコア(PGS)
,
行動変容
,
コホート研究
,
健康介入
,
社会実装
pp.148-152
発行日 2026年7月11日
Published Date 2026/7/11
DOI https://doi.org/10.32118/ayu298020148
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
ポリジェニックスコア(PGS)は,多数の一塩基多型(SNP)の効果を統合して生活習慣病やがんの発症リスクを層別化し,個別化予防を可能にする技術である.近年,民間企業主体でPGSを用いた疾患リスク評価は企業健診,健康保険組合へと展開しつつある.一方で,行動変容支援の実効性をどのように担保するかは大きな課題である.真に有効な予防医療として社会実装されるためには,PGSをはじめとするゲノム情報をもとに,どのような介入を行うかといった,包括的な健康プログラムの開発とその科学的なエビデンスの蓄積が不可欠である.そのためには,筆者らの研究チームが行っている,神奈川県みらい未病コホート研究が目指すハイブリッドゲノムコホートという枠組みのような,科学的プラットフォームが必要である.これらのプラットフォームを活用し,さまざまな試行錯誤を繰り返しながら,ゲノム情報を起点とした個人の遺伝的体質に合わせた行動変容介入のエビデンスを積み上げることが,ゲノム研究成果を社会実装するうえで,今まさに求められている.

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