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特集 生体模倣システム(MPS)の発展と創薬応用
AMED-MPS事業
AMED-MPS Project
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 再生・細胞医療・遺伝子治療事業部再生医療研究開発課
Japan Agency for Medical Research and Development Division of Regenerative Medicine Department of Regenerative Medicine and Cell and Gene Therapies
キーワード:
生体模倣システム(MPS)
,
薬物動態
,
安全性評価
,
動物実験代替
,
社会実装
Keyword:
生体模倣システム(MPS)
,
薬物動態
,
安全性評価
,
動物実験代替
,
社会実装
pp.817-822
発行日 2023年5月27日
Published Date 2023/5/27
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28509817
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近年,マイクロ流体デバイスの技術が発達し,創薬分野で生体模倣システム(microphysiological system:MPS)の研究開発が世界的に進められている.米国食品医薬品局(FDA)では,MPSを “生態機能をin vitroでモデル化することを目的とした,生理的側面を模倣した微小環境に細胞を曝すためのマイクロスケール細胞培養プラットフォーム.単培養,共培養,オルガノイド,組織/器官に由来する培養体から構成される” と定義している1).医薬品開発における薬物動態や安全性を評価する新たなツールとして,また動物実験の代替として大きな期待が寄せられている.国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)では,2017年度より “再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した創薬支援基盤技術の開発);MPS事業” を立ち上げた.当該事業は2021年度に5年間の事業期間を終えたが,2022年度より第2期事業として,“再生医療・遺伝子治療の産業化に向けた基盤技術開発事業(再生医療技術を応用した高度な創薬支援ツール技術開発);MPS2” を新たに開始した.MPS2では前事業での知見を生かし,早期の社会実装の実現を目指す.
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