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第5土曜特集 がん医療の最前線 臨床と研究の共創
はじめに
-――次世代のがん医療の開発に向けて
Introduction
――Toward the development of next-generation cancer care
松浦 成昭
1
Nariaki MATSUURA
1
1大阪国際がんセンター
pp.681-681
発行日 2026年5月30日
Published Date 2026/5/30
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297090681
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- Abstract 文献概要
がんは,かつて “不治の病” といわれていたが,わが国の最新の全がん患者5年生存率(2014~2015年症例)は66.2%と,治療成績の改善がめざましい.全体の2/3が5年生存を達成していることになり,もはやがんは不治の病ではなく,治りうる病気に変わった.予後の向上はがん予防・検診,がん診療,さらにがん医療体制の整備など,種々のがん対策が着実に進んでいることを示しており,長年にわたる各分野のさまざまな研究から得られた成果である.がん予防につながるたばこ対策,生活習慣見直しなどは進められているし,がん検診で早期発見されるがんは増加している.がんの診断・治療はいずれの分野も顕著な進歩を遂げており,生存期間の延長,生存率の改善に最も大きな貢献をしていると考えられる.また,2008年から進められてきたがん診療連携拠点病院の整備はがん診療のみならず,緩和ケア,がん相談支援など,がん患者のサポートが進み,“がん医療の均てん化” に寄与してきた.
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