Japanese
English
特集 脳腫瘍の放射線治療と画像診断:画像診断医が伝えたいこと
はじめに
Foreword
鹿戸 将史
1
,
青山 英史
2
Masafumi Kanoto
1
,
Hidefumi Aoyama
2
1山形大学医学部 放射線医学講座
2北海道大学医学部 放射線治療学教室
1Department of Radiology, Division of Diagnostic Radiology Yamagata University, Graduate School of Medical Science
2Department of Radiation Oncology Hokkaido University, Faculty of Medicine
キーワード:
脳腫瘍
,
悪性神経膠腫
,
放射線治療
,
画像診断
Keyword:
脳腫瘍
,
悪性神経膠腫
,
放射線治療
,
画像診断
pp.653-653
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.18888/rp.0000001993
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- Abstract 文献概要
悪性神経膠腫の治療は基本的に手術療法,化学療法および放射線治療からなり,どれ一つとして欠くことができないものになっている。近年では,navigationシステムや術中MRIなど画像支援の発達を基礎とした手術による腫瘍切除率の向上,分子標的薬を代表とする化学療法の発達および放射線照射技術の発達が著しい。これらにより,これまで難治とされてきた悪性神経膠腫でも長期生存が期待できるようになってきた。と同時に,放射線壊死を代表とする治療後変化に遭遇することが多くなった。腫瘍再発との区別は難しく,これまで放射線診断医のみならず治療に携わる医師らを悩ませてきた。しかし,画像診断の発達により腫瘍再発と治療後変化の区別がより正確に行われるようになってきた。本稿は北海道大学教授・青山英史先生とともに第34回日本放射線腫瘍学会学術大会(大会長:根本建二先生)のシンポジウムの一つとして企画したものを特集としてまとめたものである。いずれもこの分野の第一線で活躍中の先生方を揃えることができたと自負している。
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