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特集 希少がんに対する診療提供体制の現状と展望
地域における希少がん診療提供体制
-――大阪・近畿圏の場合
System for providing rare cancer treatment in the region
松浦 成昭
1
,
松村 知子
1
,
大植 雅之
1
Nariaki MATSUURA
1
,
Tomoko MATSUMURA
1
,
Masayuki OOUE
1
1地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター
キーワード:
希少がんセンター
,
希少がんホットライン
,
希少がんネットワーク
Keyword:
希少がんセンター
,
希少がんホットライン
,
希少がんネットワーク
pp.299-304
発行日 2022年4月23日
Published Date 2022/4/23
DOI https://doi.org/10.32118/ayu28104299
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希少がんは罹患者が少ないため,遭遇する機会が少なく,どの医療機関も経験が不足している.また,十分な情報を得ることが難しく,診断・治療のガイドラインも整備されていないので,適切な医療が提供されず,結果として患者・家族が困っている状況が起こっている1,2).この現状を改善するために,大阪国際がんセンターでは2020年4月に,わが国2つ目となる希少がんセンターを設置した.本稿では2年弱にわたる希少がんセンターの経験と,大阪~近畿圏での連携ネットワーク作りの必要性を述べたい.
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