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第1土曜特集 肺癌診療のアップデート
肺癌の治療選択
-――患者–医療者の連携SDMと多職種連携
Treatment choices for lung cancer
――Patient-health care provider shared decision-making and multidisciplinary collaboration
守田 亮
1
Ryo MORITA
1
1秋田厚生医療センター呼吸器内科
キーワード:
共同意思決定(SDM)
,
エビデンスに基づく医療(EBM)
,
患者中心医療の実現
,
臨床倫理
Keyword:
共同意思決定(SDM)
,
エビデンスに基づく医療(EBM)
,
患者中心医療の実現
,
臨床倫理
pp.427-431
発行日 2026年5月2日
Published Date 2026/5/2
DOI https://doi.org/10.32118/ayu297050427
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- 参考文献 Reference
近年,肺癌治療は分子生物学的研究の進展と新規治療薬の開発により大きく変革し,患者の予後は著明に改善してきた.従来の細胞障害性抗癌薬中心の治療から,ドライバー遺伝子異常に基づく分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬(ICI)を軸とした個別化医療へと転換したことで,長期生存が期待できる症例も増加している.一方で,治療選択肢の多様化は意思決定の複雑化を招き,患者の価値観や生活背景をふまえた治療選択の重要性が高まっている.このような背景のもと,科学的エビデンスと患者中心性を統合する共同意思決定(SDM)の概念が,肺癌診療において重要な役割を担うようになった.本稿では,肺癌治療の進歩と医療倫理の変遷をふまえ,エビデンスに基づく医療(EBM)との関係性や実践的枠組みを含めながら,SDMの意義と臨床応用について概説する.

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