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特集 臓器損傷治療の工夫
【肝胆膵脾】
外傷性膵損傷(Ⅲb)が疑われた急性膵炎を初発とした膵・胆管合流異常/先天性胆道拡張症の一幼児例
嶋村 藍
1
,
井口 雅史
1
,
高山 勝平
1
,
金 聖和
1
,
文野 誠久
1
,
小野 滋
1
Ai Shimamura
1
,
Masafumi Iguchi
1
,
Shohei Takayama
1
,
Kiyokazu Kim
1
,
Shigehisa Fumino
1
,
Shigeru Ono
1
1京都府立医科大学小児外科
pp.179-184
発行日 2025年2月25日
Published Date 2025/2/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001098
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はじめに
小児における急性膵炎の原因は感染症,代謝異常,薬物使用,胆管関連因子,外傷,全身性疾患の存在および遺伝的要因などがあげられている1)。膵・胆管合流異常(pancreaticobiliary maljunction:PBM)および先天性胆道拡張症(congenital biliary dilatation:CBD)も原因の1つとして知られており,PBMに関連する急性膵炎の発生率は31%から61%2~4),再発性膵炎は80%とさらに高率である5)。再発性膵炎の多くは軽症とする報告もあるが5),特に非定型症状を呈する症例においては診断の遅れにより治療の難渋化やQOLの低下・予後不良などにつながりやすく注意が必要となる1)。

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