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特集 止まらない血液・固まりすぎる血液,さてどうする?
各論 疾患や治療に伴う小児の血栓・止血疾患
【コラム】Royal Disease:イギリス王室と血友病
白幡 聡
1
Akira Shirahata
1
1北九州八幡東病院
pp.720-722
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002996
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血友病と推定される遺伝性出血性疾患に関するもっとも古い記述は,2世紀末頃のユダヤ教の聖典バビロニア・タルムードに残されている。ユダヤ教では慣習として男の出生児に対して生後8日目に割礼が行われていたが,聖典のなかに「もし,第1子が割礼後の出血により死亡し,第2子も割礼後に出血死したとき,第3子は割礼を免れる」「2人の息子が割礼後に出血死した経験のある女性が再婚し,新たな夫との間に男児が誕生したとき,割礼をしなくともよい」とあり1),遺伝性の出血性素因が母親を介して男子に伝わることがすでに認識されていたと推察される。

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