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特集 小児神経学入門─小児科医必須の神経症候学と治療論
小児神経症状に対する基本的な検査知識
神経伝導検査,反復誘発筋電図(反復刺激試験)
石山 昭彦
1
,
清水 俊夫
2,3
Akihiko Ishiyama
1
,
Toshio Shimizu
2,3
1東京都立神経病院神経小児科
2東京都立神経病院脳神経内科
3東京都立府中療育センター
pp.471-476
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.24479/pm.0000002936
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はじめに
神経診療を専門としていなくても,小児科の診療では眼瞼下垂や筋力低下の症候から重症筋無力症やギラン・バレー症候群を疑う機会は少なからずあると思われる。これらは神経筋接合部または末梢神経に対する自己免疫性神経疾患であるが,「診断」と「治療」を同時に進めなくてはならない疾患として,スピード感をもった診療が求められる。確定診断には抗アセチルコリンレセプター抗体,抗ガングリオシド抗体などの自己抗体の役割も大きいが,結果が出そろうのに1週間ほどの時間を要し,それを待って治療を開始するというわけにはいかず,また必ずしも自己抗体陽性となる例ばかりでもない。一方で,神経伝導検査,反復誘発筋電図(反復刺激試験)は即日に診断・治療の方向性を決めることができる。

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