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特集 周産期診療コツと落とし穴
Ⅰ.母体・胎児編
(9)分娩時〔産科合併症〕
70.産科危機的出血において弛緩出血,子宮破裂,子宮内反,羊水塞栓症,胎盤遺残などとの鑑別を怠るな
福地 千恵
1
,
小田 智昭
1
Chie Fukuchi
1
,
Tomoaki Oda
1
1浜松医科大学産婦人科
キーワード:
産科危機的出血
,
消費性凝固障害
,
希釈性凝固障害
Keyword:
産科危機的出血
,
消費性凝固障害
,
希釈性凝固障害
pp.233-235
発行日 2026年10月10日
Published Date 2026/10/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002885
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- 参考文献 Reference
産科危機的出血とは
産科危機的出血とは,妊産婦の生命に関わるような異常出血であり,日本の妊産婦死亡原因の第1位となっている。産科危機的出血の原因としては,子宮型羊水塞栓症が一番多く,子宮破裂,癒着胎盤,弛緩出血がこれに続く1)。これらの疾患は,急激な循環血液量の消失に加え血液凝固障害を併発しやすく,急速に全身状態が悪化し,迅速に対応しないと救命が困難になるケースもある。

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