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特集 クロスアップデート2026:相互理解のために知っておきたい最新知識
産科から新生児科へ
着床前診断の現状
中岡 義晴
1
NAKAOKA Yoshiharu
1
1IVFなんばクリニック
pp.326-332
発行日 2026年4月10日
Published Date 2026/4/10
DOI https://doi.org/10.24479/peri.0000002644
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はじめに
着床前遺伝学的検査(preimplantation genetic testing:PGT)いわゆる着床前診断は,生殖補助医療(assisted reproductive technology:ART)により得られた胚から細胞の一部を採取し,遺伝学的解析により移植胚を選択する技術である。1998年に日本産科婦人科学会(日産婦)は重篤な遺伝性疾患を対象としてPGTの実施を認め,その後染色体構造異常に起因する習慣流産症例に流産予防を目的として適応を追加した。さらに,ART成績の向上のために,胚に高頻度で存在する染色体異常胚を選別する目的で,臨床研究後に異数性に対するPGTが実臨床で実施されるようになった。染色体検査と遺伝子検査では,実施するための制度や倫理的な課題が大きく異なる。

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