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巻頭言
CKMについて
酒井 謙
1
1東邦大学医学部腎臓学講座
pp.5-6
発行日 2026年7月25日
Published Date 2026/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/kd.0000002502
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
最近,新入院のpresentationで「主訴CKM」といわれることがあります。CKM(conservative kidney management:保存的腎臓療法)は主訴ではありません。CKD患者の心の訴え,すなわち透析療法への忌避や気が進まないという普遍的な気持ちに,私たちがどう向き合うかこそが,問題なのです。現在世界的には,CKMという用語ではなく,腎臓病の初症から,保存期腎不全,透析,移植,人生の最終段階におけるend of life careまでの包括的な腎臓病の生涯ケアをKSC(kidney supportive care:腎臓支持療法)と呼び,この考え方が進んでいます1, 2)。KSCとは,CKD患者全般の困難な症状の管理,QOLの維持,精神的・家族的サポートの提供,ACP(advance care planning:アドバンス・ケア・プランニング)の促進,最終的には人生の最終段階のケアの提供を目的として,専門的な緩和ケアを腎臓内科とともに統合したものです。緩和ケアはKSCそのものであり,CKMはその構成要素の1つにすぎません。薬物,非薬物療法含め,常に症状緩和に努めることが求められます。
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