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特集 自己免疫性胃炎2026
[自己免疫性胃炎の内視鏡診断および診療]
【Column】自己免疫性胃炎の治療は可能か?
Is it possible to treat autoimmune gastritis?
春間 賢
1,2
Ken Haruma
1,2
1川崎医科大学名誉教授/川崎医科大学総合医療センター総合内科2特任研究員
2淳風会医療診療セクター長
キーワード:
自己免疫性胃炎
,
治療
,
自己免疫疾患
Keyword:
自己免疫性胃炎
,
治療
,
自己免疫疾患
pp.856-857
発行日 2026年7月25日
Published Date 2026/7/25
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000002759
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- Abstract 文献概要
- 参考文献 Reference
はじめに
現時点では自己免疫性胃炎(autoimmune gastritis: AIG)に対するエビデンスのある治療法はない。しかしながら,自己免疫疾患の原因が制御性T細胞(Treg)の異常であることが明らかになったことから,患者自身の血液から採取したTregを体外で増殖させ身体に戻す方法や,疾患の病態にあわせ特定のTregを標的とした免疫療法などが研究されているので,AIGは必ず治癒する疾患となる。AIGはビタミンB12の吸収障害を起こし,高度の萎縮性胃炎と高ガストリン血症のため胃癌と神経内分泌腫瘍(neuroendocrine tumor:NET)の発生率の高い疾患である。しかしながら,ビタミンB12の吸収障害により貧血や神経症状が出ないかぎりは無症状で他の自己免疫性疾患とは異なりQOLは低下しない。したがって,ビタミンB12が不足すればそれを補い,胃の腫瘍性病変に対しては内視鏡検査を経年的に行うことにより早期発見と治療ができる疾患であるので,AIGは積極的な治療の対象とはなりにくい疾患である。
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