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特集 胃疾患アトラス 改訂版
各論
Ⅳ. びまん性病変
1. びまん性炎症性病変
自己免疫性胃炎
Autoimmune gastritis
岸野 真衣子
1
,
小林 亜也子
2
,
野中 康一
1
Maiko KISHINO
1
,
Ayako KOBAYASHI
2
,
Kouichi NONAKA
1
1東京女子医科大学消化器内視鏡科
2東京女子医科大学消化器内科
キーワード:
自己免疫性胃炎
,
A型胃炎
,
初期像
Keyword:
自己免疫性胃炎
,
A型胃炎
,
初期像
pp.260-261
発行日 2022年10月20日
Published Date 2022/10/20
DOI https://doi.org/10.24479/endo.0000000442
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疾患の概要
自己免疫性胃炎(autoimmune gastritis:AIG)は,何らかの自己免疫機序により壁細胞が失われ,その過程で抗壁細胞抗体(parietal cell antibody:PCA)が産生される疾患である。胃体部腺領域優位の高度萎縮性胃炎の所見「逆萎縮」が既知であるが,近年,Teraoら1)から逆萎縮以外の特徴的所見が報告された。多彩な臨床像を示すAIGの診断契機として内視鏡検査は重要である。内視鏡医はAIGの特徴的所見と臨床像を熟知する必要がある。
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