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特集 小児科医が知っておきたい 子どもの耳・鼻・のどの診療Ⅱ
6.味覚障害――小児科医が知っておきたいこと
任 智美
1
1兵庫医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科
pp.324-329
発行日 2026年4月1日
Published Date 2026/4/1
DOI https://doi.org/10.18888/sh.0000003829
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味覚は基本6味で構成されるが,診療では食欲やおいしさなど広い概念としてとらえる必要がある.味覚障害は高齢者に多く,小児では頻度は低い.成人では亜鉛欠乏,薬剤,感冒,精神疾患や心因ストレス,加齢などが主因だが,小児では亜鉛欠乏に加え,嗅覚障害による風味障害(とくに感冒後),心因ストレス,発達障害に伴う偏食などが目立つ.診断には電気味覚検査,ろ紙ディスク法,嗅覚検査,血液検査を組み合わせるが,自分で訴えることが難しいこともあり問診をしっかりとる必要がある.味覚検査は6歳頃から可能だが解釈には慎重を要する.治療は原因除去を基本とし,亜鉛内服療法や漢方療法が選択肢となる.

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