増刊号 臨床ですぐ役立つ! 診療ガイドライン・手引き・指針のポイント解説
耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域
8.口腔・咽頭・喉頭疾患
味覚障害
任 智美
1
1兵庫医科大学耳鼻咽喉科・頭頸部外科学教室
キーワード:
亜鉛内服療法
,
味覚障害
,
濾紙ディスク法
,
食欲
,
漢方
Keyword:
亜鉛内服療法
,
味覚障害
,
濾紙ディスク法
,
食欲
,
漢方
pp.114-116
発行日 2025年4月30日
Published Date 2025/4/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.091434910970050114
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POINT
◆味覚障害患者は増加しており,今後も味覚障害診療の必要性は高くなることが予想される。
◆味覚障害に関するガイドラインは存在せず,今後,治療に結びつくような系統立てられたマニュアル作成が必要である。
◆亜鉛内服療法は味覚受容器障害に対して唯一エビデンスをもつ治療法である。
◆味覚障害診療においては狭義の味覚機能異常のみならず,「食欲」や「おいしさ」にも配慮した診療が必要となる。

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