Japanese
English
特集 蕁麻疹・痒疹
新規アレルゲン ピルビン酸キナーゼが交差抗原として作用した可能性を考えたネギおよびマスカットによるアナフィラキシーショックの1例
Anaphylaxis by the intake of green onion and muscat suspected the possibility that new allergen pyruvate kinase acted as cross-reactive antigen
原田 晋
1
,
原田 朋佳
2
,
金山 優花
3
,
金田 晴貴
3
,
川邊 智史
4,5
,
佐藤 奈由
4,5
,
下條 尚志
4,5,6
,
中村 政志
4,5,6
,
矢上 晶子
5,6
Susumu HARADA
1
,
Tomoka HARADA
2
,
Yuhka KANAYAMA
3
,
Haruki KANEDA
3
,
Tomofumi KAWABE
4,5
,
Nayu SATOH
4,5
,
Naoshi SHIMOJO
4,5,6
,
Masashi NAKAMURA
4,5,6
,
Akiko YAGAMI
5,6
1はらだ皮膚科クリニック
2神戸大学,皮膚科
3兵庫県立尼崎総合医療センター,救急科
4ホーユー株式会社総合研究所
5藤田医科大学医学部,先端アレルギー免疫共同研究講座
6同,総合アレルギー科
キーワード:
ネギ
,
ブドウ
,
マスカット
,
ピルビン酸キナーゼ
,
アレルギー
Keyword:
ネギ
,
ブドウ
,
マスカット
,
ピルビン酸キナーゼ
,
アレルギー
pp.1539-1542
発行日 2026年10月1日
Published Date 2026/10/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000006129
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- 参考文献 Reference
46歳,男性。ネギ,マスカットの摂取後にアナフィラキシー症状を発現した。プリックテストの結果より,ネギおよびブドウアレルギーと診断した。原因抗原に関しては,Bet v 2,ブドウgibberellin-regulated protein(GRP)のプリックテストとELISA検査がともに陽性であったが,Immunoblotでは30kDa以上の高分子量領域で白ネギおよびマスカットに対して互いに阻害をきたす陽性スポットを検出し,低分子量であるGRPやBet v 2とは別に,より強く交差反応性に関わっている高分子量アレルゲンが存在していると考えた。さらに,質量分析検査の結果,この陽性スポットはピルビン酸キナーゼであると同定され,ピルビン酸キナーゼが両者間の交差反応性に強く関与している可能性が考えられた。

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