Japanese
English
症例
列序性配列を呈した胸部皮膚偽リンパ腫の1例
Cutaneous pseudolymphoma in a linear distribution on the chest
兵部 理恵
1
,
伊藤 友章
1
,
原田 和俊
1
,
財満 浩之
2
Rie HYOBU
1
,
Tomonobu ITO
1
,
Kazutoshi HARADA
1
,
Hiroyuki ZAIMA
2
1東京医科大学,皮膚科学分野(主任:原田和俊教授)
2財満皮膚科クリニック,東京都武蔵野市
キーワード:
多発
,
集簇性
,
列序性
,
pseudolymphoma
,
胸部
Keyword:
多発
,
集簇性
,
列序性
,
pseudolymphoma
,
胸部
pp.1194-1196
発行日 2025年8月1日
Published Date 2025/8/1
DOI https://doi.org/10.18888/hi.0000005343
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22歳,女性。2年前,右胸部に1~3mm大の硬い紅色丘疹が出現し,列序性に配列した皮疹群を形成した。病理組織像では真皮浅層を中心に濾胞様構造を呈し,全体構築はtop heavy patternであった。浸潤するリンパ球に核異型はなく,免疫組織化学所見では濾胞様構造の中心部はCD20陽性細胞,辺縁はCD3陽性細胞で構成されていた。免疫グロブリンの軽鎖制限も認めなかったため皮膚偽リンパ腫と診断した。自験例で丘疹が列序性に配列した要因として,肌着の擦れや留め具の持続的な刺激,掻破による機械的刺激を考えた。臨床像が非典型的で局所多発する症例や再発難治の症例は,皮疹が消退しない要因を明らかにするため,詳細な問診が重要である。

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