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第1特集 ケースで学ぶ薬剤性疾患と服薬トラブル
さまざまな診療セッティングで遭遇する薬剤に起因する症状 ─ケースからの学び─
総論:どのようなときに薬による問題を考えるのか
宮田 靖志
1
1愛知医科大学医学部 地域総合診療医学寄附講座
pp.310-315
発行日 2026年2月1日
Published Date 2026/2/1
DOI https://doi.org/10.15104/th.2026030002
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はじめに
薬物療法は臨床で最も頻繁に行われる介入であり,その恩恵は大きい一方,薬剤関連有害事象(adverse drug events:ADE)や有害薬物反応(adverse drug reactions:ADR)は依然として主要な患者安全課題である1, 2).救急外来受診の4件/1,000人年が薬剤関連とされ3),高齢者では3〜20% が薬剤関連入院であると報告されている4, 5).ヨーロッパでは年間860万件の予定外入院が薬物有害事象に関連するとされる5).
本稿では,薬物治療に伴う問題が「いつ」,「なぜ」生じるのかを,最新の文献に基づき整理する.

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