Japanese
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特集 神経科学実験マニュアル
実験動物取り扱い法
マウス
Mouse
大野 忠雄
1
Tadao Ohno
1
1筑波大学基礎医学系生理
pp.272-273
発行日 1985年8月15日
Published Date 1985/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425904739
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- Abstract 文献概要
■ 実験動物としての特徴・意義
マウスは,齧歯目,ネズミ科,ハツカネズミ属,ハツカネズミ種の動物で,学名はMus musculusである。本来日本語ではハツカネズミと呼ばれるべきであるが,実験動物としては一般にマウスと呼び習わされている。マウスは,性質が温順で扱いやすく,繁殖力が強く,飼育管理が容易で,経済的にも安価なので大量に使用することが可能であり,遺伝的にはっきりした系統も数多くある。これらの利点のために,マウスはいろいろな研究分野で広く用いられており,現在もっとも使用頻度の高い実験動物となっている4)。
しかし,神経科学の分野においては,正常なマウスが,正常な神経系の形態学的・生化学的・生理学的性質を調べる目的のための実験動物として用いられることは少ない。マウスはラットに較べて体が小さい(成体重:マウス18〜40グラム,ラット200〜800グラム)1,9)ために神経系の構造も小さく,そのために正確な外科的操作を加えることが難しく,試料を大量に採取することも不可能であり,生理学的な急性実験を行うにあたっては全身状態の管理が難しいなどの難点があることが原因であろう。上記の様な目的のためには,もし齧歯目の動物を使う必要があるならば,ラットを使う方が効率が良い。
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