Japanese
English
特集 細胞活動の日周リズム
腎臓,小腸酵素の食事性調節機構
Dietary regulation of enzymes in kidney and intestine
今井 圓裕
1
,
野口 民夫
1
,
田中 武彦
1
Enyu Imai
1
,
Tamio Noguchi
1
,
Takehiko Tanaka
1
1大阪大学医学部栄養学教室
pp.610-613
発行日 1991年12月15日
Published Date 1991/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.2425900300
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
摂食行動とは食物を摂取,消化,吸収することにより,生体維持のためのエネルギーを得ることが目的であるが,摂食量,摂食時間がたとえ不規則であっても生体のエネルギー代謝のホメオスターシスは維持される。たとえば,摂食後の過剰なエネルギーはグリコーゲンや脂肪として蓄積され,逆の場合には,グルコース,脂肪酸,アミノ酸などが,放出されることによりもっとも重要なエネルギー源である血中グルコースの値はほぼ一定に保たれる。このホメオスターシスの維持に大きな役割を果たしているのが様々な酵素である。より具体的にいえば,これらの酵素は絶食,飽食などの環境の変化に対応してその活性を変化させ,エネルギーの蓄積と放出,つまり糖代謝についていえば糖新生と解糖というまったく逆の代謝の流れを調節する。これらの調節過程には,ホルモン,自律神経,および,体内時計などの因子が複雑に関与している。
本論文では,食事性の調節を受ける酵素のうちL型ピルビン酸キナーゼ,ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ,および小腸の二糖類消化酵素について最近の知見を交じえて述べる。

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