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緊急特集 東日本大震災で揺れた私たち
地震で本当に揺れたもの
春日 武彦
pp.26-29
発行日 2011年5月15日
Published Date 2011/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1689100851
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- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
地震の揺れが東京へ波及した瞬間、私は何をしていたか。シャワーを浴びていたのである。その日は風邪と喘息が重なって体調が悪く、しかし夜から講演会でしゃべる予定になっていた。声が出なくなっても困るのでしばらくベッドに伏せていて、そろそろ用意をしようかとシャワーで泡だらけになっている瞬間に激しい揺れがきた。
そのときの自分は、驚くほど冷静であった。バスルームは面積の割に柱が多いからたぶん潰れる確率は低いだろう、それよりも揺れでガスが自動的に止まるはずだからシャワーもすぐに水になってしまうだろう。そこで大急ぎで泡を洗い流すことに専念していたのである。

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