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連載 知っておきたい,これからのメンタルヘルス・4
こころの安全パトロール隊員養成講座
保坂 隆
1,2
1聖路加国際病院精神腫瘍科
2聖路加看護大学大学院
pp.334-337
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101578
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はじめに
N県O町は観光,花・果物などの物産だけでなく,市民の庭先を観光客に開放するなど,新しい視点を取り入れて観光客誘致に積極的な町の1つです。この町の町長や行政との話し合いで,「こころの安全パトロール隊員養成講座」という介入に対してご協力をいただきました。1万2000人の住民すべてに届くのが理想的なのですが,小さな町であっても現実的な話ではありません。そこで,とくに精神的な健康面について,周囲にいる100人の人に関しては目が届くだろう(1/100理論)と考え,120名のみなさんに参加していただき,自分だけでなく,周囲の人の心身の健康に目を配る役割とその知識や技術を習得する目的で「こころの安全パトロール隊員養成講座」を開催しました。
この講座の時間とテーマは次のとおりです。
①レッスン1(2時間半):うつ病
②レッスン2(2時間半):認知症
③レッスン3(1時間半):統合失調症
合計6時間半で構成されています。また講座の方法は,講義とロールプレイです。参加者にはテキストを無料で配布しました。調査に関しては,まず参加者には,最初と最後に精神障害についての知識を問う質問票への記入をお願いしました。また各レッスン終了後には,各レッスン内容の理解度について調べるため,VAS(Visual Analogue Scale)による評価票への記入をお願いしました。

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