連載 のびのび保健師活動ストレッチ 仕事で元気になれる基本の動作・1【新連載】
みる―しっかりみる,こころで感じる,気持ちを動かすアセスメント
佐甲 隆
1
1三重県伊賀保健所
pp.328-332
発行日 2011年4月10日
Published Date 2011/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1664101577
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私たち人間の視力は,生後数か月で急速に発達し,いろいろなものを見る体験を積むことによって,成長していきます。ものを見ることで,脳が刺激され,さらによく見えるようになっていくのです。見ることは,脳の働きであり,大いに知的な活動ですね。でも,ずっと目で見ることが当たり前の生活を続けていると,かえって見えども見えず,大切なことも目に入らなくなることが多いものです。
日光東照宮に三猿といわれる彫刻があります。3匹のお猿さんが両手で目,耳,口を隠している像ですね。これは「見ざる,聞かざる,言わざる」という3つの秘密の知恵を表していると言われます。
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