Japanese
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助産婦事典
妊婦と腰痛
石田 肇
1
1日本医科大学整形外科
pp.376-379
発行日 1975年7月25日
Published Date 1975/7/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611204891
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1.はじめに
腰痛は人類にとっては宿命的な疾患と老えられている。殊に私どもが4足歩行の状態から2本足歩行に進化した事実は,骨盤の傾斜および脊柱全体の彎曲に大きな変化を与え,腰椎の前彎ということが不可避となっている。
他方,文明の開化とともに人類は怠けもの化しつつあり,自らの体を動かす機会が少なくなっている。従来ならば,たき木を拾い,薪を割り,かまどで米を炊き,川で手で洗濯をし,隣の村に行くのに何里となく歩いたものが,文明とともにすべてが電化し,交通機関の利用ですまされている現状である。また生活様式の洋化,ベッドの使用,いす生活などは,従来と生活パターンも変化し,履き物としてのハイヒールや,その他衣服などの影響もゆるがせにできない。

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