研究
妊婦における胎動初感および下腹部緊張,腰痛の意義について
針生 セツコ
1
,
沼沢 富子
1
,
角田 タニヱ
1
,
戸沢 綾子
1
,
照井 和子
1
,
生田目 トシ子
1
,
高山 玲子
1
1東北大学医学部附属助産婦学校
pp.54-56
発行日 1964年10月1日
Published Date 1964/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611202857
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Ⅰ.はじめに
胎動初感は,妊娠5か月にあるものであることは知られているが,正確にそれがいつ頃に多く,またどんな性質のものであるかは知られていないうらみがある.妊婦に対し保健指導を行なう立場にある助産婦は,この点をよく知る必要がある.また妊婦の下腹部緊張感や腰痛については,一方では妊娠現象として必発のもので,治療の対象にされなかったり,反対に切迫流産のめやすとして大げさに取り上げたりする傾向もないでもない.
私たちはこれらのことを正確に把持し,保健指導の参考とすべく,次のごとき調査を行なった.
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