Japanese
English
今月の主題 生体リズム
総説
生体リズムに関する考察
中山 昭雄
1
Teruo NAKAYAMA
1
1大阪大学医学部第2生理学教室
pp.845-849
発行日 1986年8月15日
Published Date 1986/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542913035
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- 1ページ目 Look Inside
生体リズムとは具体的に何を指すのかと改めて自問すると,はなはだあいまいな答しか思いつかない.リズムとはある事が周期的に反復することであり,四季のリズムということばがあるから,生体が四季の移り変わりとともに,その生理的活動を変えるのも生体リズムであろう.リズムに乗ってとか,リズミカルということばは調子の良い状態を意味し,リズムが狂ってというのは不調時に用いるところをみると,リズムというのは生体機能をうんぬんするばあい無視できないもののようである.
春夏秋冬,それぞれに応じて心理的生理的変化が緩やかに起伏するような,自然に則した生活が望ましいと筆者はかねがね考えているが,今日では多かれ少なかれ,ほとんどの人が冷暖房など人工気象環境に依存して生活している.このような四季のリズムの減弱が長期的にわれわれの生理機能にどのような影響を及ぼすかは,まだよくわかっていない.

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