Japanese
English
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耳性腦膜炎に続発せる巨大大脳膿瘍治験例
原田 筑紫
1
1久留米大学医学部耳鼻咽喉科学教室
pp.217-221
発行日 1954年5月20日
Published Date 1954/5/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1492201126
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緒言
Morgagniが脳膿瘍について観察して以来,臨床的にも報告される樣になり近年Koerner,Nevmann,Hasslaver,Bergmann,本邦に於ても二本杉,広谷,等が広く統計的に考察を加えて居る。之等の統計を見ても脳膿瘍の早期発見は時に困離なるものであつて,殊に化膿性脳膜炎を合併する際,此の症状に被われ,排膿の期を逸し更に剖検により始めて脳膿瘍腔を発見する事すら尠くない。又脳膿瘍には程度の差こそあれその大部分に脳膜炎症状を伴つて居り,両者は合併症としての密なる因果関係を有し,慎重なる観察の下に始めて発見されるものである。余は耳性脳膜炎の加療を行い,治癒途上突如として巨大なる脳膿瘍を発見し之を治癒せしめ得た症例に遭遇したので報告し御批判を乞う次第である。
HARADA reports a case of cholesteatomatous otitis media which was complicated by cerebral abcess that formed by bony destruction of tegmen tympani. The presence of cerebral abcess was not recognized immediately because of the accompanying symptoms of meningitis. About 50cc of frank pus, showing streptococci and pneumococci by culture, was removed from the abcess.

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