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特集 フィジカル改革宣言! ──診断からフォローアップまで
【疾患別極意!コモンの診断・フォローアップはどうしているか?】
—甲状腺機能亢進症/低下症—ヒントはバイタルサイン,そして全身に隠れている!
田中 孝正
1
1田附興風会医学研究所 北野病院 総合内科
キーワード:
バイタルサイン
,
甲状腺以外の診察
,
甲状腺の視診・触診
Keyword:
バイタルサイン
,
甲状腺以外の診察
,
甲状腺の視診・触診
pp.134-136
発行日 2016年2月15日
Published Date 2016/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1429200463
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Case
「動悸」で受診した一例
患者:28歳,女性.
現病歴:数週間前から動悸を感じることが多く,健康診断で「頻脈」を指摘されていた.体重変化はないが食欲が亢進しており,軟便傾向で汗をよくかくということで受診した.
受診時,脈拍数が118回/分と速く,手掌はしっとりとしていた.腕を伸ばしてみると,手指の微細振戦があった.
甲状腺はびまん性腫大を認め,圧痛はなく,聴診すると血管雑音を聴取した.甲状腺機能を調べると,甲状腺刺激ホルモン(TSH)が限界感度以下でfree T3/T4は上昇.エコーでは,甲状腺のびまん性腫大と血流増加を認めた.
後日,抗TSH受容体抗体も陽性であることが判明し,「Basedow病」の診断で抗甲状腺薬で治療開始し,症状は消失した.

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