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特集 片頭痛だけが頭痛じゃない
【ミニレクチャー】
頭痛にビタミン剤は有効か
吉野 英
1
1吉野内科・神経内科医院
pp.483
発行日 2007年6月15日
Published Date 2007/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414101138
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- Abstract 文献概要
市販のビタミン剤はテレビで盛んに「頭痛,肩こり,目の疲れなどに」と宣伝されている.ここでいう頭痛はおそらく筋緊張性頭痛をさすと思われるが,患者数の多い割には筋緊張性頭痛に対するビタミン剤の効果を検討する臨床試験は,国内はもちろん海外でも報告がない.ちなみに筋緊張性頭痛は人口の20~30%といわれており,きわめて大きなマーケットである.
一方片頭痛は人口の10%近くが有しているとされており,やはり大きなマーケットである.頭痛発作時の効果は報告されていないが,発作予防に対しては海外ではビタミン剤を用いた臨床試験も行われている.Rivofrabin(ビタミンB2)はプラセボ対象試験で片頭痛発作の予防に有効と報告されている.そのほかにCoenzyme Q10,ビタミンB12が発作の回数を減少させたという報告があるが,この2つはオープン試験であるためエビデンスのレベルは高くなく,日本神経学会の頭痛治療ガイドラインにも紹介されていない.ビタミン剤の片頭痛に対する作用機序は明らかでないが,ミトコンドリア機能障害に対しエネルギー産生を改善するためという説明もある.
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