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特集 これだけは知っておきたい手術の適応とタイミング—注意したい疾患45
—いま,内科では—自然気胸の治療
田村 昌士
1
1順天堂大学医学部呼吸器内科
pp.1002-1003
発行日 1979年6月20日
Published Date 1979/6/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407207223
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- Abstract 文献概要
内科医の一般的考え方
自然気胸は他に重篤な合併症がない限り,元来必ずしも死に至る病ではない.したがって内科医はできれば外科的侵襲を加えずに,安静,穿刺脱気,胸腔ドレナージ,胸膜刺激剤注入などの保存的療法をまず考えるだろう.これは大方の内科医が考えることだろうし,患者自身の願望にも沿うことにもなる.しかし現実にはどうしても内科的な保存的治療では満足すべき結果をもたらさない症例があることも事実である.自然気胸に対し外科的治療を行なうべきか否かについて内科医と外科医の考え方が必ずしも一致しないことがある,それでは内科医と外科医の考え方の接点はどのへんにあるだろうか,少なくとも本症に対する根治的手術の絶対的適応もしくは禁忌に関しては両者に意見の差があろう筈がない.そこで両者に意見の差があるとすれば,手術の相対的適応ということになろう.相対的適応を考える際,自然気胸の臨床像を十分把握する必要がある.たとえば発症年齢の分布が2峰性を示すこと,左右の発症時点に差があるにしろ両側発症が比較的多いこと,(自験例で24.3%)若年期と老年期で発症原因に差があることなどが本症を治療する時の重要な問題を含んでいる.
ここでは,主として外科的治療の適応を中心に内科側から考えをのべてみたい.
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