Japanese
English
研究と報告
Dimethylaminoethanol(DMAE)の大量療法および併用療法
The Clincal Use of Dimethylaminoethanol (DMAE) in Large Doses and in Combination with Chlorpromazine
江熊 要一
1
,
小林 直人
1
,
高野 清一
1
,
台 弘
1
Y. Eguma
1
,
N. Kobayashi
1
,
S. Takano
1
,
H. Utena
1
1Department of Neuropsychiatry, Gunma University Hospital
pp.331-339
発行日 1962年5月15日
Published Date 1962/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405200437
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Ⅰ.まえおき
精神科領域における薬物療法の発展はめざましいものであるが,どの薬物においてもその効果は明確であるとはいいがたい。とくに,無気力,自発性減退などの症状に対して精神賦活効果をめざす場合の薬物療法は,精神安定剤よりもはるかに不満足な成績しかあげていない。われわれは,より効果的な新しい薬物を求めるかたわら,現在手持ちの薬物の適用法をくふうすることによつて,さらに効果を高め確実なものにしようと努力している。
このような場合にしばしば用いられる方法には,薬物の大量使用と,他剤との併用がある。これらは常套的手段であつて,あまり知恵のない方法にみえるかもしれない。しかしのちにのべるごとく,向精神薬物の場合には,実はなかなかに意味するところの深い方法なのである。

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