連載 産婦人科の最前線を訪ねて・第9回
AE-PCOS 2025 in San Antonio
土田 千尋
1
1東京大学大学院医学系研究科産婦人科学教室
pp.582-585
発行日 2026年5月1日
Published Date 2026/5/1
DOI https://doi.org/10.34433/og.0000001709
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発表までのプロセス
私がAndrogen Excess and PCOS Society(AE-PCOS)への参加を決意したのは,大学院へ入学してから取り組んできた卵巣顆粒膜細胞の小胞体ストレス(endoplasmic reticulum stress:ER stress)に関する研究が1つの形となり,「国際的な視点で自分のデータがどのように評価されるのかを知りたい」と思ったことがきっかけです.小胞体ストレスとは,細胞内でタンパク質の折りたたみや修飾を担う小胞体に過剰な負荷がかかり,恒常性が破綻した状態を指します.過度な小胞体ストレスは細胞機能障害やアポトーシスを引き起こすことが知られており,近年では多囊胞性卵巣症候群(polycystic ovarian syndrome:PCOS)を含む内分泌・代謝疾患との関連が注目されています.

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