Japanese
English
綜説
高齢者循環機能調節と自律神経
Autonomic Cardiovascular Regulation in the Elderly
小澤 利男
1
Toshio Ozawa
1
1高知医科大学老年病学教室
1Department of Medicine and Geriatrics, Kochi Medical School
pp.743-750
発行日 1992年8月15日
Published Date 1992/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1404900517
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はじめに
年齢とともに生体のなかで2つの変化が進行する.ひとつは老化現象ageing processであり,他はさまざまな臓器の慢性機能障害である.前者は生理的機能の低下で表現せられ,後者は老人病あるいは老年病と称せられる.
老化とは,本来,生理的な加齢に伴う退行性過程であるが,この“生理的”老化に対して“病的”老化という言葉がしばしば用いられる.これはいわば老年病をさすわけだが,この老化と老年病との区別は,時として困難を伴う.どこまでが老化で,どこから病気かの境界がはっきりしないためである.

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