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増刊号 これだけは知っておきたい検査のポイント 第5集
内分泌学的検査
甲状腺・副甲状腺
T4/free T4(サイロキシン/フリーサイロキシン)
竹岡 啓子
1
,
網野 信行
2
1大阪大学医学部附属病院臨床検査部
2大阪大学医学部臨床検査診断学
pp.371-373
発行日 1994年10月30日
Published Date 1994/10/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402909864
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検査の目的・意義
サイロキシン(thyroxine:T4)は甲状腺ホルモンであり,甲状腺疾患患者の甲状腺機能を把握する目的で測定され,診断および治療のモニターに用いられている.
T4は甲状腺の濾胞細胞から分泌され,その大部分は甲状腺ホルモン結合蛋白(thyroxine bindingprotein:TBP)と結合している.正常人ではT4の約0.03%が遊離型T4(free T4:FT4)として存在し,細胞内に移行してT3に転換され,核内T3レプターに結合することによりホルモンとしての生物学的作用を発揮する.T4はTBP濃度の影響を直接うけるが,FT4はTBP濃度に関係なく生体では一定に保持される.したがって,甲状腺機能の判定にはT4よりFT4測定のほうが理想的といえる.

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